メールマガジンバックナンバー

ラフターヨガジャパンニュース-2017-07-01

NPO法人ラフターヨガジャパン メルマガ vol62

みなさま
 
7月になりました。
暑い季節になりました。単に暑いというよりムシムシする感じ。
笑って笑って「スカッ」としたいですね♪

さて、LYJメルマガ第62号を配信致します。
前回の61号では、くりちゃん(造倉 初美さん)の「マイストーリー」をお届け致しました。笑いは、『人を元気にするだけじゃなく勇気を与えてくれる』という言葉が印象的でした。

今回の第62号では、ふわふわ(伊藤 順子さん)さんのマイストーリーをお届け致します。あわせて、先月行われた「初夏のお楽しみ講座~概要リポートその1」を掲載しております。こちらもどうぞお楽しみ下さい。

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1)「ふわふわ(伊藤 順子さん)さんのマイストーリー」
2)「初夏のお楽しみ講座~概要リポートその1」
3)イベント情報&ニュース
4)編集後記

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1)「ふわふわ(伊藤 順子さん)さんのマイストーリー」                          

           聞き手 田中仁(zin)

Q ふわふわさんがラフターヨガを始められたきっかけは何で
すか?

A 50代後半の時、積雪の中で仰向けに転倒したんです。第12胸椎と第1腰椎を圧迫骨折して1カ月間入院し「骨粗しょう症」と診断されました。3年後に2回目の骨折入院となり、度重なる骨折から自分の体は筋力をつるしかないと決意。
スポーツクラブで、ヨガのレッスンを受けヨガ指導者講習会を受講したものの、指導者の方から「ラフターヨガというのがあるらしい。順子さんに、あうんじゃない?」と言われ、ヨガの指導者は断念しました。

仙台でラフターヨガ指導者を探したところ、2010年4月に第1回ラフターヨガの会員募集があり、参加しました。
参加者が病人のような人が多く、私は、「何でこんなところに来たのか」と、自己嫌悪に陥り講座を休むことに。6回目にお金がもったいないと参加したら、残っていた3人が活き活きと明るい表情をしてたんです。恵美講師も素敵な笑顔になっていて、第2回目の講座を受講。指導者の周りにDVDや資料があり、『笑いヨガ協会』に電話をしました。
笑いヨガ協会の高田佳子さんから、「9月に笑いヨガを考案したDr.katariaがいらっしゃるので、参加しませんか」とお誘いを受けました。
そして、講師の恵美 美紀さんと一緒に参加したのが、笑いヨガ人生の始まりです。アハハハハァ~。
2010年9月、Dr.katariaが日本で第2回目のティーチャー養成講座に参加したところ、なぜか私は「呼吸の記録係」となり、無我夢中で記録をしました。
研修会は、朝7時から始まり、呼吸のレッスン、朝食後研修会、昼食 研修、夜は8時までご指導を頂きました(参加者は、田島浩司さん、川上まきさん、廣江まさみさん、アイラさん等、現在多彩にご活躍の方々でした)。

その後、2011年にはインドで行われたラフターヨガティーチャー養成講座ツアーにも参加しました。
しかし、3月11日に震災に会いました。生徒も3人流されたり震災の被害はとても大変でした。ですが、我が家は幸いに水道が大丈夫で灯油も知人から分けていただくなどもあり笑いヨガティーチャーとして、とても気丈夫に生活することができました。震災での私の行動は笑える実話がたくさんありました。そして卒業生や近所の皆様、職場の先生方のお力もお借りできました。

2011年9月皆が、支援の手伝いなどをしている中でインドツアーに参加しました。インドでの6日間はとても充実していて、カレーもおいしかったし参加者との交流も楽しく、チャンスがあったら、また参加したいと思っています。


Q ふわふわさんは、高校で教員をされていましたよね。ラフターヨガをやって、ご自身ならびに周りの状況が変わった点などありますか?

A まずは、誰とでも話せるようになりましたし、いつでもどこでも笑うことができるようになりました。

また、ラフターヨガを高等学校で継続したことにより生徒たちも変わっていきました。     
生徒たちは、廊下でも、教室でも挨拶笑をして、明るくなりました。わたしも「笑いヨガの先生だ!」と言われ、どんどん親しくなれました。
周りの教師たちもラフターヨガを継続したことにより、理解が深まっていった様子です。

このように自分の身近な学校が変化することにより、周りの社会も変化していくのを実感しました。
合言葉は「世界平和を目指して!!」、です。

Q ふわふわさんは、ラフターヨガを通じてたくさん人との出会い、そして仕事上でスキルを活かすなど様々な恩恵をうけたとおっしゃっていましたね。

A そうなんです。先ほどお話ししたようにDr.katariaと出会い、沢山のスキルアップ講座を受講する中で、多くのラフターヨガ仲間(※)と出会いました。
 
※ ラフターヨガ関連の講演講師
2011年 恵美美紀先生・勝倉増子先生
2012年 川口有先生  田島弘司先生
2014年 大平哲也先生 横川泰三先生
2015年 廣江まさみ先生 
  
 また、学校の教職員から笑いヨガリーダーが2名誕生し、力強い協力と信頼関係の向上につながりました。
「こころの支援システム」という、生徒の心身の健康管理をするためのシステムを立ち上げ、各コース主任や担任・養護教諭・生徒に関係する教職員で随時生徒の心身の向上・問題解決を図っています。
システムの中で、生徒の問題解決のための会議や、予防についての検討改善策をたてています。笑いヨガも指導案に基づき開催し、学校保健委員会で、その効果について、アンケート調査などから報告をしています。

  当初は笑いヨガの講話からスタートして、その後、入学と同
  時に1年生全クラスが笑いヨガの体験をして、全校生が笑い
  ヨガの授業を受けました。
また、保護者の方にも笑いヨガを体験していただくなど、学校をあげての取り組みとなりました。
  
  このような取り組みにより、生徒たちの心の悩み(視線恐怖症・不安神経症・不登校)の改善の一助となりました。
  また、家庭等で様々な問題を抱えている生徒が、「笑いヨガ愛好会」開催するなど、さらなる拡がりもみせています。

Q 最後に、ふわふわさんの今後の抱負などお聞かせ下さい。

A 私は教員から(公立高等学校)退職後、私立高等学校で教育カウンセラーとして、15年間勤務させていただきました。
  そして、今年退職をいたしましたが、自分でも、このような年まで働かせていただきましたことにびっくりしております。
   
退職後の今年は、最初に戻り希望クラスのみラフターヨガの授業をさせていただいてます。
  そしたら、なぜかこころにゆとりが出てきました。ラフターヨガをするのも今までよりゆとりが出て、とても楽しくラフターヨガを教えさせていただいてます。
  そして、色々な分野でのラフターヨガも体験させていただいいてます。

  そのような状況の中、今後の抱負が大きく3つあります。

1つ目は、笑いヨガを「やらされるのではなく」自然に笑いあえる環境を作っていくことです。
  
具体的には、笑いヨガを、笑いの運動と心の成長として日常の生活に取り入れていきます。
  また、体と心の変化と呼吸を深く吸うことで健康で心地よい体感を養っていきます。
さらに、教えるのではなく、子どもや若者たちから学んだり、楽しさを引き出すことを心がけていきます。

2つ目は、「教職員・大人の和と輪」を一層育んでいきたい
です。
成果の報告など情報交換を行うことにより、仲間としてスキルアップを楽しんでいきます。また、容認・感謝の心がけで保護者との和も広げていきたいです。
  情報交換は、良い所の発見と活用方法の伝達に努めます。 
  わたくし自身、ラフターヨガのスキルアップ講座の受講をして、生徒の指導効果を高めていきます。

3つ目は、「みんなの笑顔つながりの輪」を拡げていくことです。 

笑いを通じ健康、幸福と世界平和の実現をめざして、みんなが笑い、心身ともに健康な生活を送ることができるような指導をしていきたいと願っています。

《「インタビューを終えて」聞き手からのコメント》

ふわふわさんとは、お楽しみ講座などでこれまでも何度か
お会いしていました。いつお会いしても穏やかで優しい
笑顔を絶やさない方です。今年に入ってから「メルマガの内
容がとても参考になります。これからも楽しみにしています」
という趣旨のメールをLYJ宛てに頂戴しました。あらたて
「気遣いにいきとどいた優しい方だな~」という印象を持
ちました。

インタビューにもありましたが、ふわふわさんは高校の教員
をされていました(先月のLYJお楽しみ講座でも「教員からみたラフターヨガの可能性」と題して講演いただきました)。

生徒、教員、保護者の方々・・・、と拡がりを見せているのは、ラフターヨガそのものの魅力もさることながら、ふわふわさんの、「穏やかで優しい人柄」、「行動力、実行力」、「熱意」、
等の賜物だと感じます。ふわふわさん自身の「魅力」が一番の要因でしょう。

「笑いを通じ健康、幸福と世界平和の実現」、ふわふわさんの口から語られると実現可能性がグンと高まる気がします。

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2)「初夏のお楽しみ講座 概要リポート」 その1

「リーダー、ティーチャー、クラブ常連者のスキルアップと交流
の場」、としてご活用いただいている「お楽しみ講座」。
 先月の6月3日(土)・4日(日)の2日間にわたり開催された
「初夏のお楽しみ講座」でも、講座内容についてご好評をいただ
き、連日盛況となりました。

そこで、当日の概要をシェアした、「初夏のお楽しみ講座 概要リポート」を今回より数回に分けてお届けいたします。

1日目のテーマは「笑いと言葉と日本文化」
2日目のテーマは「小・中・高校生と一緒に笑うには」(第2弾)
で開催致しました。

今号では、そのうち1日目午前の部の様子のリポートです。

1日目の午前の部では、明治大学名誉教授である山口政信先生をお招きし、「笑いの星の片隅で―ことば・図象・からだ―」と題してご講演いただきました。
当日の概要をお楽しみください。

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山口先生は、明治大学にことわざ学研究所を立ち上げるなど、ことわざの第一人者です。また日本笑い学会の理事を務められる
など、笑いに関しても造詣が深い方です。
これまでも言葉や笑いの問題を取り上げて、言葉が活かされた環境の、笑顔をともなったコラボレーション(協調)をめざす実践的な教育論を展開されてきました。

そんな山口先生がとりわけ注力されているのが「創作ことわざ」。
ことわざは「機知にとんだ笑いの宝庫」として、当お楽しみ講座でも笑いの意義・効用、ことわざの意義・魅力・創作のコツなど幅広く語っていただきました。

講座前半は、先ず「笑い」に関するお話しからスタート。
「笑」という漢字が何を意味するものか、ご存知ですか?
「笑」は「竹をかぶった犬」を意味し、子供が笑顔で丈夫に育ってほしいという願いが込められているそうです。

次に、笑いの効用の1つである社会的スキルを「笑顔にあたる
拳はない」ということわざで紹介していただきました。「こちらが
笑顔なら、つらく当たる人はいない」のは、わかりやすいたとえ
ですよね。
その他にも有名な、「笑う門には福来る」。笑うことは人生を豊かに育み、笑顔は人や社会との関係をしなやかにつないでくれます。
また、「笑いは百薬の長」、「笑いに勝る良薬なし」ということわざは、健康法の極意を今に伝えています。


講座のメインは「ことわざ」について。伝統的なことわざも随所に紹介いただきながら、創作ことわざの面白さ・効用・作り方のコツを余すことなく解説して下さいました。
記憶力を高め、感情を調整し、コミュニケーションやコラボレーションを活性化させる方法として、創作ことわざを位置付けておられ、積極的に作ってみることを勧めておられました。

創作の際のキーワードとなるのが、「地口」や「もじり」。

「地口」とは、音韻を似せたシャレ。いわゆる語路合わせを包括したもの。
例えば、「逆もまた真なり」→「ギャグもまた真なり」(桂文珍)
gyakumomatashinnari
gyagumomatashinnari

「もじり」とは、同音・類音と同音数の異義語を探す方法。
例えば、傍目八目 おかめ(3音) はちもく(4音)
    おかめ鉢巻き おかめ(3音) はちまき(4音)

    ーおかめは、ちまき(因数分解方式)

さらに具体的に「創作のための心技体」についても語っていただきました。
1つ目、精神的要素
 ・飛躍を尊び、笑い笑われることを本願とする。
 ・駄作を厭わず「習うより慣れろ」

2つ目、技術的要素
 ・肯定と否定を逆転し、文意を反転させる。
   ex.「備えあれば憂いなし」→「備えなければ憂いなし」
 ・動詞と名詞などの品詞を入れ替える
  ex.「早起きは三文の得」→「早起きして三問解く」
  ・数字、人名・動物名をすげ替える
  ex.「石の上にも3年」→「石の腕にも残念」

3つ目、体力的要素
 ・すばやく句にする敏捷性を高める
 ・皆でワイワイやれる調整力を整備する
 ・講演会を受講するための筋力と金力を確保する

講座の中で、明大の学生が作った創作ことわざも披露いただき
ましたが、どれも印象深く「クスッ」とくるものばかり。

 ・「答えあれば努力なし」
 ・「めしは熱いうちに食え」
 ・「もめんに絹ごし」

山口先生が大切にしているキャッチフレーズは、「身体を練り、心を耕し、言葉を紡ぐ」。身体、心、言葉の三位一体。
本講座でも、論理の言葉に感性の言葉を織り込みながら学んでいく、創作ことわざの実践方法につき語っていただきました。

充実した内容を終始、柔和な笑顔で講演いただき、楽しみながら
学べた2時間でした。

           リポート LYJ理事 田中 仁(zin)

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3)イベント情報&ニュース
  
☆「No.22 秋のお楽しみ講座」

「リーダー、ティーチャー、クラブ常連者のスキルアップと
 交流の場」、としてご活用いただいている「お楽しみ講座」。
「お値段以上の価値がスゴイ!」と毎回全国から多数の方々に
ご参加いただいているLYJが自信をもってお届けする講座です。

日時:2017年9 月2 ・3 日(土・日)10:00~16:30 

このうち、9月2日では、
「笑いながら生きよう。楽しくやろう」と題して
   門馬正純(もんま・まさずみ)さん
(福島県南相馬市鹿島小学校元校長)にお話しいただける
予定です。
この他、楽しくて、ためになる内容を企画中です!
今から予定に入れておいて下さい。
詳細は決まり次第、当メルマガ、またはホームページ等
でお知らせいたします。

☆第10回秋のラフターヨガ&バーベキュー大会

文化の日恒例、今年もやります!! 大人気企画!
ラフターヨガを愛する人たちが集い、いっしょに笑い、
美味しいバーベキューを食べながら、楽しく交流を
深めるイベントです♪
ラフターヨガ愛好家の皆様はもちろん、
「ラフターヨガに興味はあるけれども、最初から
がっつりラフタークラブで笑うのはちょっとハードル
が高い・・・」なんていう初心者の方にも、気軽に
ラフターヨガを楽しんでいただける絶好のイベントです!

2017年11月3日(金・祝)。
会場はお馴染みの国営昭和記念公園、雨天決行です。
こちらも是非、今から予定を入れておいてくださいね♪
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お問合せ先:NPO法人ラフターヨガジャパン
HP:https://laughteryoga.jp/info@laughteryoga.jp 
080-3341-9022(LYJ事務局)Fax 0422-47-9578

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4)編集後記

「7月1日はミイちゃんの誕生日」

ミイちゃんは、わが家で暮らしているメスのウサギ4歳。

昨年のひな祭りの日に開腹手術を行い「お腹の中の膿が手の施しようがない」と告げられてから、奇跡的に元気なまま4回目の
誕生日を迎えられました。

ミイちゃんは妻と共にわが家に嫁いで来ました。
もともと動物がスゴイ得意、というわけでない自分が人生で初めて一緒に暮らすことに。

初めは抱き抱えることもできなかったのですが、ミイちゃんの体調が急変した際に自分一人で病院に連れてく必要が・・・。
何度かそんなことを経験するうちに、徐々に抱っこできるように
なりました。

時折、家でゆっくりできる時間があるとき、ミイちゃんを抱っこ
して頭をなでなで。

これがすご~く気持ちよさそう・・、ってあたかもミイちゃんの
ために「やってあげてます」という言い方ですが、実は逆。

本当は「させてもらってる」という言い方が正しいのかもしれません。

ペットと触れ合うと「絆ホルモン」「癒しホルモン」と言われているオキシトシンが分泌されることが知られています。

このオキシトシンは、心のストレスを緩和し、幸福感、信頼感等をもたらすと言われています。

オキシトシンの分泌はもちろんペットだけに限りません。
人と人とのスキンシップでも生じます。

ラフターヨガのセッションの中でも、ホホ「ハハハ」で手と手を
合わせたり、「イエ~イ」とハイタッチしたり、アイコンタクトで見つめあう等、スキンシップを図れる場面が沢山ありますよね。
知らず知らずのうちにオキシトシンが大量に放出されてるかも。

ミイちゃんや多くのラフター仲間のおかげで、オキシトシンが
不足することはなさそうです。

【発行元】

ラフターヨガジャパンメルマガ編集部
編集長 田中 仁(ZIN)