【活動報告】東北の被災地に「笑いの光」を・・・。
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2012/07/04
活動報告
2012年6月23日〜24日
「被災地にひかりを 日本、世界に光を」
※亘理町公共ゾーン仮設
※南三陸町戸倉中学校仮設住宅集会所
※石巻 不動町集会所
ゲスト
NPO法人ラフターヨガジャパン代表 田所メアリー & 田所孝
協力ボランティア:恵美美樹、伊藤順子、内藤秀夫
主催:
「被災地にひかりを 日本、世界に光を」:
特定非営利法人日本震災福祉支援協会
特定非営利法人ハッピーライフ(社会貢献室)
亘理町仮設有志の会 ふれあいの会
特定非営利法人みらい南三陸
NPO法人ラフターヨガジャパン代表の田所メアリーです。
今回,ラフターヨガリーダー兼NPOハッピーライフ理事
の内藤秀夫さんの呼びかけにより、
6月23日〜24日、「笑いの光」を
被災地の3カ所に届けることになりました。
各地の団体とボランティアの力を借りて,
会場の確保から現地のPRまで大変お世話になりました。
23日(土)
【14:00~15:30 亘理町公共ゾーン仮設】
内藤さんと2人で新幹線で仙台に入り、
ティーチャーの伊藤順子さんと恵美美紀さんと合流。
1時間半かけてレンタカーで亘理町公共ゾーン仮設という
1000世帯以上の大きな仮設に行きました。
ボランティアは事前にビラを配りましたが、
当日も内藤さんを現地で手伝っている仙台のHさんが
朝から再度300枚のビラを配りながら仮設の方に声をかけて回りました。
セッションで集まったのは、ご高齢の方8名です。
みなさんが部屋に入ると楽しくしゃべり込み、結局笑いに入ったのは14:30ころです。
座りながら、のんびりじっくりと一時間のラフターヨガを楽しみに増した。
最後に現地の亘理町臨時災害ラジオ、FMあおぞらの取材を受けました。
24日(日)
【10:00~11:30 南三陸町戸倉中学校仮設住宅集会所】
仙台を7時半に出発して、2台の車で内藤さんと仙台のHさん、
私とタド(田所孝)4人が南三陸に向かいました。
青々とした山々を走って2時間、川を下りながら、南三陸に入りました。
津波が川を上った形跡はまだまだ生々しく残っている状態です。
南三陸町戸倉中学校仮設住宅はかなり高い山の上です。
逃げて来たみなさんは安全だと思われたが、
海の方向からと川に昇った津波が後ろから来て、
2方向から津波に飲まれたそうです。
先生と生徒が亡くなられたそうです。
学校は板ばりで、使えない状態です。
学校のグラウンドに120世帯くらいの仮設が建てられました。
到着したとき、仮設のみなさんがお外で草刈りなどして賑わっていました。
しかし、10時に集会所に集まったのは
70代〜90代9名のおばあちゃんたちのみでした。
ほかの方は窓から除いたりしましたが、
草刈りはまだ終わっていなかったので入ろうとしませんでした。
90代の2人は昔同級生だったそうです。
「被災してまた一緒になったのよ!」と
90歳に見えない元気なお2人でした。
こちらでも座りながら笑うことにしましたが、
説明が終わり、ナマステラフターを始めたとたん、大笑いになり、
1時間以上 終わりまでおかしくておかしくて・・・
何をやっても言っても目を合わせるだけで、
笑いが止まらないくらいでした。
最後にひとりひとりに感想を聞きました。
とにかく、すっきりして体が温まった!との声が多かったです。
帰りながらひとりひとりに接していると、
小さい声で、「凄く悩んでいたことがあったが、笑って楽になった。また来てください」とか、
「最近病気ばっかりしてとても不安な日々を過ごしている。今日は初めてお腹から大声で笑えて、
本当に気持ちよくすっきりしました」など、
いろんなことをシェアーしてくれました。
このおばあちゃんたちと笑ったこと一生忘れません。
石巻に向かう前に、三陸の海沿い、津波の爪跡を見て回りました。
【15:00〜16:30石巻不動町集会所 】
不動町集会所は仮設住宅の中ではなく、
普通の近所のなかの大きめなお部屋でした。
石巻でボランティアーのコーディネーター役をしている
地元の方に厚い信頼を置かれているOさんが前もってビラを配ったり、
新聞に情報を流したりしました。
結局近所から来たのは1人だけでしたが、
とってもノリのいいおじいさんで、
次から次へと新しい笑いのネタを出してくれて、
ここも大きな笑いを飛び交うセッションになりました。
前日に新聞にもお知らせがでて、それを見て
石巻駅前から一人の女性も参加しました。
あと、Oさんに声をかけられたご夫婦も
隣町から自転車で来てくれました。
そのご主人は1月ごろNHKで笑いヨガを見て、
これだ!と思い、NHKに電話をしたり、
Oさんに笑いヨガの企画をしてください!!!
と何回も頼んだりしていたそうです。
会場に入ると同時に大きな笑顔で、
手を差し伸べて握手を求めて、
良く来てくれました!!!と
とても歓迎してくれました。
ティーチャーの伊藤順子さんも
ご主人と一緒に参加しました。
三陸河北新報社から記者も来ましたが、
その方は、私が、昨年の6月、
蛇田小学校の非難所に行ったときも
取材をした方でした。
あっという間の2日間でした。
目と目を合わせて笑った瞬間を思い出し、
その喜びを胸に噛み締めながら東京に帰りました。
内藤さんとの出会いに感謝しながら、
今後も当NPOの活動として
被災地に「笑いの光」を届け続けたいと思います。