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ラフターヨガジャパンニュース-2017-08-05

NPO法人ラフターヨガジャパン メルマガ vol63

みなさま 

8月です。今年は特に暑い日が多いですよね。
「暑い」と口にすると暑さが増してしまうのは、わかっているんで
すが、口にせずにはいられません。笑って暑さを吹き飛ばしましょ
う。

さて、LYJメルマガ第63号を配信致します。
前回の62号では、ふわふわ(伊藤 順子)さんのマイストーリー
をお届け致しました。高校の教員をされている、ふあふあさん。
その「穏やかで優しい人柄」、「行動力、実行力」、「熱意」、から生
徒、教員、保護者の方々、とどんどん拡がりをみせている様子を語
っていただきました。

今回の第63号では、嘉数世利子さんのマイストーリーをお届け致
します。あわせて、6月に行われた「初夏のお楽しみ講座~概要リ
ポートその2」を掲載しております。こちらもどうぞお楽しみ下さ
い。

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1)「嘉数世利子さんのマイストーリー」
2)「初夏のお楽しみ講座~概要リポートその2」
3)イベント情報&ニュース
4) 編集後記

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1)「嘉数世利子さんのマイストーリー」

                  聞き手 田中 仁(zin)
Q 嘉数世利子さんがラフターヨガを始められたきっかけは何ですか?

A 私は元々看護師で認知症グループホームの所長として務めてい
  ますが、認知症ケアのエキスパートになろうと2012年「認知
  症ケア専門士」の資格取得のため、東京で受験することにしまし
  た。その際にネットで受験要項等を調べていると「認知症予防に
  笑いヨガ」というサイトがヒットしていて、そのサイトを開けて
  みると丁度試験の最終日の翌日から2日間「笑いヨガリーダー養
  成講座」開催とありました。私はすぐに好奇心に駆られ2日間延
  泊し高田佳子先生の日本笑いヨガ協会の門をたたいんたんです。

最初のうちは「おかしくもないのに笑えるわけないじゃん」と思
っていたのですが形から入るというんでしょうか、体操として作
り笑いをやっているうちにどんどん楽しくなって参加者8人全員
が初対面にも関わらず大笑いして一気に仲良くなり心身がスッ
キリしたんです。
「あぁー、これは認知症の方にも合っているかも、現場に取り入
れる価値はあるな」と直感しました。リーダー取得後、早速職場
のレクリェーションの中に「笑いヨガ」を取り入れてみるとそれ
が大ウケで職員も入居者も全員が大笑いし素敵な笑顔で満開に
なりました。それが私の「笑いヨガ」の始まり(※)です。
 
(※)嘉数世利子さんのラフターヨガとの関わり

・2015年アマゾンなす子氏よりラフターヨガティーチャーを
 取得
・2015年マダンカタリヤ夫妻を招聘し笑いヨガの講演を開催
・2016年インドにてマダンカタリア氏のティーチャー養成講
 座を受講
・2017年日本初「ラフターヨガワールドフェステバルIN沖
 縄」を開催、カタリア氏よりアンバサダーの称号を受ける  
   
Q ラフターヨガをやって変わった点などありますか?

A まず内面的には、チャレンジ精神が旺盛になり根拠のない自信も
  つきました。毎年色々な資格試験にチャレンジし全部一発で合格
  しました(健康予防管理士、認知症指導管理士、介護口腔ケア推
  進士、認知症ライフパートナー)。また、自分自身の感情コント
  ロールが上手になりストレスをあまり感じなくなりました。

身体面では、風邪を全く引かなくなって5年になります。持病の
高血圧症も改善され3年前より内服治療もいらなくなりました。

社会的には、「認知症と笑いヨガ」の講演が話題になり、色々な
マスメディアから取りあげられるようなったことです。その結果
たくさんの人との出会いがあり、著名人ではジャズシンガーの綾
戸智恵さんや柔道家のオリンピック金メダル3連覇の野村忠宏さ
んとのコラボも経験しました。

Q 嘉数世利子さんは、認知症ケアのエキスパートとして、「ラフタ
  ーヨガを活用した認知症予防」など様々な活動をされてますね。

A 全国で展開されています「認知症サポーターキャラバン」の 
認知症サポーター養成講座の講師役として今でも活動していま
すが、笑いヨガを取り入れたユニークな講座として評判になり
2014年3月には全国キャラバンメイト連絡協議会より全国最多
の155回開催したとして東京で感謝状の表彰を受けました。
現在も県内各地より声がかかり毎年60回のペースで講座を行っ
ています。

私はこれからも認知症の方と家族が住み慣れた地域で安心して
穏やかに暮らしていけるように笑いヨガを取り入れた楽しい認
知症サポーター養成講座を続けていきたい思います。

Q LYJの活動で印象に残っていることなどありますか?
  
A 失礼なことですが、私はLYJの活動に一度も参加したことがあり
  ません。でも以前からネットや雑誌(スマイルブック)等で田所
  メアリーさんのことは存じ上げています。

いつかメアリーさんの素敵な笑顔に出会いたいと思っています。
LYJの「つなげる」「広げる」「ともに学ぶ」「調査・研究」の4
柱の中で特に私が関心を寄せているのが「調査・研究」です。
これに関するセミナー等ありましたら、是非参加してみたいと思
っています。
    
Q 最後に、嘉数世利子さんの今後の抱負などお聞かせ下さい。
 
A 私は「笑いヨガ」の講演活動を通してたくさんの方から人生の奇
  跡話しを聞かされ私自身もすごく幸せな気分にさせてもらって
  います。これからも求められれば、どこへでも出張して講演を行
  っていきたいと考えています。そして医療従事者としては、超高
  齢社会の中においてどんなに高齢になっても認知症や病気や障
  害を伴っても笑顔でその人らしく楽しい人生を送ることができ
  るように積極的に医療と介護の現場にも「笑いヨガ」が取り入れ
  られるように開拓していきたいと思います。

私が感銘を受けたオーストラリアのビジョップ大臣の「老いるこ
とは楽しむことであって耐えることではない」と言う理念を胸に、
これからも笑いヨガの普及活動として講演会やリーダー養成講
座に力を注いでいきたいです。

《「インタビューを終えて」聞き手からのコメント》

インタビュー記事中に記載がありましたように、嘉数世利子さん
は先月(2017年7月13日~17日)沖縄で開催された『日本初笑いヨ
ガワールドフェスティバル』において、中心メンバーの一人としてご
活躍されました

認知症ケアのエキスパートを目指されていた嘉数世利子さんとラフ
ターヨガとの出会いは、必然だったようです。
初めて出会ったときに「これは認知症の方にも合っているかも、現場
に取り入れる価値はあるな」と直感されたとおり、今現在ラフターヨ
ガを取り入れた認知症サポーター養成講座は大評判となっています。

認知症関連の養成講座をはじめとする講演活動、沖縄での『笑いヨガ
ワールドフェスティバル』を主催されるなど、とても行動的な方だと
感じました。
ラフターヨガをやって「チャレンジ精神が旺盛になり根拠のない自信
がつきました」とおっしゃっていましたが、そのことも関係している
のかもしれません。

最後に語っていただいた、「老いることは楽しむことであって耐える
ことではないと言う理念を胸に、これからも笑いヨガの普及活動とし
て講演会やリーダー養成講座に力を注いでいきたい」とのこと今後の
抱負も素敵です。

「求められれば、どこへでも出張して講演を行っていきたい」ともお
っしゃってます。これからも全国規模にて益々活躍される場を拡げて
いかれそうです。

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2)「初夏のお楽しみ講座 概要リポート」 その2

「リーダー、ティーチャー、クラブ常連者のスキルアップと交流の場」、
としてご活用いただいている「お楽しみ講座」。
6月の3日(土)・4日(日)の2日間にわたり開催された「初夏の
お楽しみ講座」でも、講座内容についてご好評をいただき、連日盛況
となりました。

そこで、当日の概要をシェアした、「初夏のお楽しみ講座 概要リポ
ート」を今回より数回に分けてお届けいたします。

1日目のテーマは「笑いと言葉と日本文化」
2日目のテーマは「小・中・高校生と一緒に笑うには」(第2弾)
 で開催致しました。
 
今号では、そのうち1日目午後の部の様子のリポートです。

1日目の午前の部では、明治大学名誉教授である山口政信先生をお招
   きし、「笑いの星の片隅で―ことば・図象・からだ―」と題し
   てご講演いただきました。

続いて午後の部は、午前中の内容を踏まえながら「ことばを使って笑
って遊ぼう!!!」と題して、様々なワークを楽しみました。
当日の概要をお楽しみください。

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1・連想しりとりゲーム
  
輪になって座り順番に連想ゲームをやりました。

 「さよなら三角、また来て四角、四角は豆腐、豆腐は白い、
白いはウサギ、ウサギは跳ねる、跳ねるはカエル、カエルは青い、青いは柳、豆腐は白い・・・」

手始めのウォーミングアップだったのですが、さすがラフターヨガで鍛えられている参加者のみなさん。
発想力豊かで、速いテンポでポンポンつないでいきました。
  終わりの時間を区切らなかったら、いつまでも続けらそうな勢い
でした、笑

2・「いろはカルタ」
 
いろはカルタをA4サイズに拡大コピーしたものを、床に
置いて、読み札(ことわざ)などを当てるゲームを行いま
した。
「江戸いろは」(=「江」)「京いろは」(=「京」)の
それぞれを楽しみました。

「い」
(江)犬も歩けば棒に当たる
(京)一寸先は闇

「ろ」
(江)論より証拠
(京)論語読みの論語知らず

「に」
(江)憎まれっ子世にはばかる
(京)二階から目薬

上記のようなカルタの絵札だけを見て、言葉を想像します。

札が進むにつれて参加者のみなさんの競争心に火がついた様子。
どんどんヒートアップ。中にはお一人で10枚以上の札を獲得
されて方もいらっしゃいま
した。

3・ことわざ変換&創作ラフター

4〜5人のグループに分かれて、あらかじめ用意しておいた
「ことわざ」カードを配りそのことわざを、面白く変換したり、
だじゃれを考えて発表していただきました。
さらにその中から二つ、創作ラフターも作っていただき、皆で笑
って楽しみました。

各グループとも、初めは少し苦戦気味。ですが、グループの中の
お一人が何か閃くと、他の方々からも堰を切ったように面白い
「アイディア」が湧き出るようでした。
それとともに「笑い声」もグループ内でどんどん伝染していく
様子が伝わってきました。

「このワーク、すごく面白いので、ず~っとやりたい」
「どれも自信作で、創作ラフターを2つに絞れない」
などの声があがるほどの大盛り上がり。
   
4・ジブリッシュ
最後は左脳を休める意味で、「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」を使ってのジブリッシュリレー。

通常のジブリッシュに「は」行の限定を加えるだけでも、一層楽
しめます。

ワークを通じて全体的に感じたことは、午前中の講義の内容を上手に
活用されていたことです。
「学習した内容をすぐ実践できてよかった」とみなさん、おっしゃっ
てました。

普段ラフターヨガで笑っている皆さんは、笑いのハードルが低いとい
えます。ことわざを中心した「言葉あそび」のワークを通じて、終始
笑いに包まれてました。

今回の一連の「言葉遊び」は、笑いのエクササイズはもちろん、
冗談・ユーモアともまた少し違います。
「新たな笑い方」の1つといえるのかもしれません。

リポート 田中 仁(zin)

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3)イベント情報&ニュース
 
 
☆「No.22 秋のお楽しみ講座」

「リーダー、ティーチャー、クラブ常連者のスキルアップと
 交流の場」、としてご活用いただいている「お楽しみ講座」。
「お値段以上の価値がスゴイ!」と毎回全国から多数の方々に
ご参加いただいているLYJが自信をもってお届けする講座です。

日時:2017年9 月2 ・3 日(土・日)10:00~16:30 

【2017年9月2日(土)】 

テーマ:LYJ被災ボランティアプロジェクトチーム立ち上げ!

◎午前の部10:00~12:30
・「よさこいで踊ろう!」
指導: 藤崎栄子(高知ラフターヨガクラブ)& うみ(プロー歌手)

・講演(1):「被災ボランティア入門」
 ゲスト:一般社団法人ピーズボート災害ボランティアセンター

◎午後の部 13:45~17:00
・講演(2) :「被災者の心のケアと笑いヨガの役割」
  ゲスト:門馬正純 南相馬市立鹿島小学校前校長

NPO法人ラフターヨガジャパン6周年も祝います!

【2017年9月3日(日)】

テーマ:「小・中・高校生と一緒に笑うには」第3弾

◎午前の部 10:00~12:00
・「よさこいで踊ろう!」  藤崎栄子 & うみ
・「ドイツの世界大会実践報告」 
  池田信子 はっぴーはーとラフタークラブ

◎午後の部 13:30~17:00
(1)「 "子ども広場" 実践報告」  
   小室桃子 スマイル赤羽笑いヨガ・元小学校教員
(2)「空気、気持ち、病気の"気"ってなに?」 田所メアリー
(3)6月のお楽しみ講座でできた授業企画も実践します!!

お申込み方法: 

氏名、電話番号、住所、メールアドレス・
参加日(両日、3日のみ、4日のみ)をご記入の上、
   Mail: info@laughteryoga.jp 
 又はFax:0422-47-9578までご連絡下さい
参加費 : 両日とも参加  8,800円
     1日のみ参加  4,800円
 
 *参加費は下記の口座にお振込みください。

振込先:
ゆうちょ銀行<口座名義>(特非)ラフターヨガジャパン
<店名>〇〇八(セロセロハチ)
<店番>008<預金種目>普通<口座番号>8367182

☆第10回秋のラフターヨガ&バーベキュー大会

文化の日恒例、今年もやります!! 大人気企画!
ラフターヨガを愛する人たちが集い、いっしょに笑い、美味しい
バーベキューを食べながら、楽しく交流を深めるイベントです♪
ラフターヨガ愛好家の皆様はもちろん、「ラフターヨガに興味は
あるけれども、最初からがっつりラフタークラブで笑うのはちょ
っとハードルが高い・・・」なんていう初心者の方にも、気軽に
ラフターヨガを楽しんでいただける絶好のイベントです!

2017年11月3日(金・祝)。
会場はお馴染みの国営昭和記念公園、雨天決行です。
こちらも是非、今から予定を入れておいてくださいね♪
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お問合せ先:NPO法人ラフターヨガジャパン
HP:https://laughteryoga.jp/info@laughteryoga.jp 
080-3341-9022(LYJ事務局)Fax 0422-47-9578

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4)編集後記

「脚下照顧」(きゃっかしょうこ)

禅の言葉です。

「心を整える」方法論をテーマにした研修・セミナー等で
受講者の方々にお話しさせていただくことが、よくあります。

言葉の意味は、自分の足元をよく見なさいということ。

自分の足元がが見えていない人は、
自分自身が見えていない、ひいては
人生の行く先も見えていないという教えです。
家に帰ったら、玄関で脱いだ靴をきちんと揃える。
食事に行って座敷に上がる時、靴をすっと揃える
たったこれだけのこと。

「3秒」もあれば十分です。

万一、靴がきちんと揃っていない場合は要注意です。

なぜなら、これはたった「3秒」の気持ちの余裕
すらないということ。

日常生活の中で自分の思い通りにならない場面って、結構ありますよね。

「せっかく楽しみにしていた旅行なのに雨」

「なんであたしばっかり面倒な仕事を任されるの」

「ぬかるみで転んだ。靴とズボンが泥んこ」etc.

ガッカリ、イライラ、ムカムカ・・・。
ネガティブな感情の宝庫。

そんな時たった3秒でも「いや待てよ」と気持ちの余裕が
あれば、次のように前向きに「ヘンカン」することだって
できるかもしれません。

「雨のおかげでお客さん少ないからゆっくり観れるかも♪」

「仕事を任されるのは頼りにされている証拠。
成長するチャンスかも♪」

「泥んこだけど足とか捻挫もしてないしラッキーかも♪」

3秒の気持ちの余裕の有無がキーポイントです。
気持ちに余裕がないと、
例えば「ラフターヨガで笑うって心を整えるのに良いよな」
「ラフタークラブに行って笑ってみよう」なんて「発想」すら、
浮かんでこないかもしれません。

靴を揃える気持ちの余裕、持ち続けたいです。

【発行元】

ラフターヨガジャパンメルマガ編集部
編集長 田中 仁(ZIN)