メールマガジンバックナンバー

ラフターヨガジャパンニュース2022-03-05

2022年3月5日配信
NPO法人ラフターヨガジャパン メルマガ vol.118 

みなさま

おはようございます!ラフターヨガジャパン(LYJ)のメルマガへようこそ。LYJ代表の田所メアリーです。

まだまだ寒いですが、確実に春に向かっています!この数日早朝、隣の庭の木から鶯の声が聞こえます。まだ綺麗な「ホーホケキョ」ではないですが、嬉しそうに鳴いています。

さて、まず、クラウドファンディングのご報告です。発行3月1日付けで、紙芝居 『笑い地蔵』がやっと出来上がりました!当初の予定より遅くなりましたが、7日(月)から発送を開始します。20日ごろまでに支援者全員に送る予定です。その後、寄付先への発送になります。

それでは、3月のメルマガをお届けします。まずは、本気で自分のがん治療に笑いを取り入れてきた愛知県額田郡の吉見典生さんのマイストーリーです。そして「メアリーの『ここに目アリ~』」は、先月に続き「子どもと笑う」をテーマにしますが、今回のお話は、どの年齢のグループにも、当てはまるでしょう。

先月から日本の子どもたちと笑った皆さんのお話を募集しています。数名の方から経験談をいただいています。ありがとうございます!まとめて、カタリア先生に送りますので、成功談も失敗談も大歓迎です。ぜひご協力ください! info@laughteryoga.jp (メアリーまで)

それでは、3月号をどうぞお楽しみください!

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1)吉見典生さんのマイストーリー  
2)メアリーの「ここに目アリ~」: 子どもと笑う土台から考える
3)令和4年度LYJ会員募集
4)イベント情報&ニュース、お知らせ
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1)吉見典生さんのマイストーリー
                 (聞き手 田所メアリー)

Q 吉見さんがラフターヨガを始められたきっかけは何ですか?
A 2009年11月65歳の時友人の勧めで茨城県守谷市で開催された日本笑いヨガ協会主催の「笑いヨガティーチャー養成講座」に参加しました。当時私はラフターヨガのリーダーの資格は持っていませんでしたが、特別にティーチャー養成講座を受けさせていただきました。長い話になりますが、ティーチャー養成講座を受ける動機は次のようになります。

実は私は59歳の時に膀胱癌を発症し、自分流の笑いによって膀胱癌を克服した経験があるのです。医師は私の膀胱を摘出しなければならないと言いました。私は30代のころ税理士の研修でアメリカへ行き、ロスアンゼルスでノーマン・カズンズ著の『笑いと治癒力』を買いました。ノーマン・カズンズは難病といわれる膠原病を笑いによって完璧に治してしまったのです。その時私は、将来難病にかかったら笑いで治そう、とひそかに決めていました。医師から膀胱癌を宣告されたとき、私は、内心「しめた」と思ったのです。「笑いで治すチャンスがやって来た」と思いました。

医師の膀胱摘出の提案を蹴って、私は、自分で治すことを決心しました。何人かの医師の治療を遍歴する傍ら、一所懸命笑いました。痛みで耐えられないときも安易に痛止めに頼ることなく一所懸命笑うことによって痛みを和らげていました。ノーマン・カズンズのやり方と同じです。2年ほどの治療で膀胱を摘出することなく完璧に膀胱癌を克服しました。私の主治医は、「医師の治療法に加え、吉見さんが笑いを多用したから完治することができたのだ」と言ってくれました。

このような経験があったので私は、膀胱癌克服後ももっと「笑い」について研究し、笑いを実践すれば、癌に苦しむ人たちを救うことができるのではないかと思ったのです。そんなとき友人から「笑いヨガティーチャー養成講座」の話を聞き、一も二もなく参加を申し込みました。

Q 「笑いヨガティーチャー養成講座」を受けてよかったと思われたのはどのようなことですか?
A 守谷市での「笑いヨガティーチャー養成講座」では、マダン・カタリア博士の指導のもと、高田さんやメアリーさんのアシスタントでとてもよい研修が受けられました。私がびっくりしたのは、「ラフターヨガは面白くなくてもわざと笑うことが大切である」ということでした。実は、膀胱癌の闘病中私がやっていた「笑い」は「笑いヨガティーチャー養成講座」で教わったやり方とほとんど同じだったのです。ノーマン・カズンズは病室に面白いコミックの映画を持ち込んで笑いました。私もはじめのうちは落語や漫才のDVDを買ってきてそれを見て笑っていましたが、痛みがひどくなるとそれでは間に合いません。それで一人でいろいろな仕草をしながら、面白くなくても必死で笑っていました。「笑いヨガティーチャー養成講座」では、わざと笑うことのほかに、呼吸法や集団で笑うことの効果を学びました。このことは、その後の私のラフターヨガの活動に大いに役に立っています。

Q 吉見さんのラフターヨガの活動はどのようなものですか。
A 笑いヨガティーチャーとなってからしばらくはリーダー養成講座を各地で開催し、リーダーを何名か養成しました。しかし私の本当の願いは、笑いヨガによって癌患者を救うことでした。私は、癌患者がラフターヨガを一人でやることができるように、大川実音吏さんの助けを得て、DVD『ガン患者と家族のための笑いヨガ』を作成しました。癌患者に「笑いヨガ」を教えても「一人で笑うことはできないわ」と言われ、他界してしまった人を何名か見てきました。このDVDができてからは、癌患者にお勧めし、忠実に実行した癌患者のうち何名かは癌を克服されました。

Q 昨年からがん治療を受けながらも、毎日笑いと感謝を取入れていますね。どのようにしているのか、どのような効果があるのか教えてください。
A 昨年4月に今度は食道癌を発症しました。「吉見さんは笑いヨガを実践しているのにどうしてまた癌になってしまったのですか」と質問を受けそうな気がしますが、実は、私が癌を得たことは「使命」だと思うのです。今回も医師が内視鏡の検査をするとき、妻と約束しました。「もし、食道癌だったら祝福しよう。食道癌を『笑いと感謝の実践で治すことのチャンスを神様が与えてくれたもの』として、喜ぶべきことだ」と言って、胃カメラを呑みました。結果、立派な食道癌でした。医院の外で車のなかで待っていた妻と、抱き合って喜びあいました。私は、去年の10月から今年の1月中旬まで病院で放射線と抗がん剤の治療を入退院を繰り返しながら受けてきました。普通、食道癌は手術が一番生存率が高いとされています。医師も手術を勧めました。
しかしその手術は食道を胃の入り口から喉まで全部切断して、胃を喉まで持ち上げる方法だそうです。医師は、膀胱がんの時も同じですが、食道の「全摘」を勧めました。私は手術が怖いからでなく、安易に人体の器官を取り除くやり方で治そうとする手法が気にいらないのです。もっと人間が持つ「心の作用」を医療に使うべきではないかと思うのです。子宮頸がんが肺や骨まで転移した女性でも、「ありがとうございます」を10万回唱えて、見事克服した例を知っています。かつてこの話を肺がんで苦しむ女性にしたことがあります。彼女は、「ありがとうございます」をできるだけ多く言えばよいですね、と言いました。私は「できるだけ多く、ではなく10万回といったら10万回です。死んだつもりで言ったらどうですか」と私は言いました。このやり取りで彼女は私とのメールのつながりを一方的に切ってしまいました。その後彼女の訃報を聞きました。

私は、今回、自分の体で「笑いと感謝」で癌を克服する実験ができる機会を与えられたのです。放射線と抗がん剤の治療は相当体にダメージを与えると、医師も言っていました。事実はじめの数週間は吐き気とだるさでどうしようもなく苦しかったです。それでも「ありがとうございます」を一日1万回以上やり、一人で5分間の笑いヨガを5回以上やっています。そのため放射線や抗がん剤の副作用は2回目の入院からはまったくなくなり、食欲も旺盛になり、食道の違和感も皆無となっています。実験は成功しつつあります。そして昨日(2月24日)CT検査の結果報告を病院より受けました。私の癌はすべて消えていました。現代医療と私の「笑いヨガと感謝の行」の統合が功を奏したのだと解釈しています。

Q 3月に新しい本が出版されますね。どんな本でしょうか。
A 私は先にも書きましたように「笑い」によって、膀胱を摘出することなく、膀胱癌を克服しました。そのことは『ガンは心で治す』に書きました。今度は「笑いヨガと感謝の行」で食道を摘出することなく食道癌を克服したと言っても過言ではないと思います。今度はそのことを『続・ガンは心で治す』に著そうと考えています。今年の3月中に完成させるつもりです。もし許されるなら、次回の「マイストーリー」でダイジェストを紹介したいと思いますが、いかがですか。

Q それは大歓迎です。ところで吉見さんは、長年、世界中を旅しながら、会う人と笑ったりするのが趣味ですね。笑いはやはり世界共通語でしょうか?印象に残っているエピソードを聞かせてください。
A そのこともお話ししたいことがたくさんありますので次回にして頂きたいと思います。

<聞き手の感想>
2009年から吉見さんのチャレンジ精神に感銘を受けています。30歳の時に、難病になったら、笑いで治してみせる!と決心していましたね。それを2回も全力で成し遂げました。大病でなくても、誰もがうまくいかない時がありますが、吉見さんを見習いたいです。吉見さんの活動は幅広く、4月号にも続きを掲載します。楽しみにしていてください。

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2)メアリーの「ここに目アリ~」:子どもと笑う~土台から考える

                       文章 田所メアリー
先月は、カタリア先生が25周年記念カンファレンスで行った講座「子どもと笑う」を要約しました。今日は、タイトルに「子どもと笑う」と書きましたが、実は、年齢に関係なく、新しいグループと笑うときの大事な土台について考えたいです。私は教育学の修士を持ち、35年以上、子ども、高等学校、大学などで外国語としての英語を教えてきました。大学時代の授業の一つが、特に私の教え方を大きく左右しました。簡単に言えば、それは、人が知っていることを土台にして新しいことを導入するという概念です。

ラフタークラブで慣れ親しんだ方法そのまま使って、依頼先で失敗したというリーダーやティーチャーは沢山いると思います。自分の意志でわざわざクラブに足を運ぶ人のほとんどは既になんらかの理由で笑いを求めている人達です。しかし、学校の授業、会社での参加必須の行事、他団体に笑いを紹介するなど、自分の意志で参加していない人たちにどのようなアプローチをすべきでしょうか。クラブでのやり方だと、完全拒否する人が出る可能性が大きいです。最初からの土台が違います。今日は、土台を考えて、2つの例を取り上げます。

上記のように、依頼先でもクラブで使う簡単な紹介ですぐに笑いのエクササイズに入ると、参加者が恥ずかしくて拒否してしまう人が出るかもしれません。そのような人が出ないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。「人が知っていることを土台にして新しいことを導入する」という観点から考えれば、100パーセントの人が慣れているまたは良いと知っていることから笑いを導入したいですね。ラフターヨガの場合、それはまさに、ヨガの部分の呼吸です。

誰でも深呼吸は簡単にできるし、体に良いと知っています。深呼吸から「ハハハハハ」と声を出してため息。それを早くすれば笑いになります。吐ききったら大きく吸います。笑いはまさに大きな深呼吸です。呼吸の大切さ、横隔膜の動きと肺の関係など、これらのお話には全員が付いてこれます。ハヒフヘホの笑いをすれば、笑いは体操だと分かります。だんだんと他の笑いも導入できます。知らぬ間に笑っています。

もう一つリーダーが悩むのは、参加者を動かすか動かさないのか。両方ありうるので、ベストの判断をしたいです。私は、大人のグループで動ける場所があるなら、最初は座って呼吸のお話などから導入した後に、後半で参加者を動かします。しかし、先月も触れましたが、カタリア先生の映像を見ると子どもと笑うときは、あちこちには動かさないのですね。土台を考えてみると、学校では、子どもたちは、常に班に分かれ、席順も決まって、場合によっては男女も分かれています。私の経験でこの行動パターンは、小学生~高校生だけでなく、専門学生、新入社員にまで慣れ親しんでいるので、動かさないやり方を選んだほうが大変やりやすくなって、一緒に笑ってくれます。今度、依頼が来た時、「人が知っていることを土台にして新しいことを導入する」という考え方をぜひ使ってみてください。そして、たとえ、人が思うように動いてくれなかった、うまく笑ってくれなかった場合、それが大きな学びとなります。そのような人が付いてこれるように、見過ごしてしまった土台をぜひ見出して自分の伝え方を改善してみましょう。

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3)令和4年度LYJ会員募集 
NPO法人ラフターヨガジャパンでは、みなさまの応援が何よりの力となっております。社会情勢に不安材料が多い時代に笑いが一番必要なことだと言われています。笑いの「つながり・拡がり・共有」を大事にしています。会員登録して頂くと名刺・チラシ等に会員であることを記載出来ます。講師紹介・クラブ紹介等にご利用いただき活用してください。ご理解とご支援のほどよろしくお願いいたします。なお、4年度の募集は4月以降でお願い致します!!3月中に入金すると、行政は、それを前年度(令和3年度)のものとみなすので、ご注意ください。
https://laughteryoga.jp/npo/guide

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4)イベント情報&ニュース

☆イベント
3月28日(月)「絵本縁日」で『笑い地蔵』を披露する予定です。
読み手:梅ちゃん(梅田和佐)
(コロナの状況によって中止の可能性もあります)
場所:三鷹市星と森と絵本の家
    〒181-00015 東京都三鷹市大沢2-21-3
URL: https://www.city.mitaka.lg.jp/ehon/about.html

☆Laughter Yoga JapanのYouTube チャンネル
盛りだくさんのビデオをご用意しています。
・ 【LYJ提供ラフターエクササイズ動画:基本40のエクササイズ】 
・ 【LYJ「おいでよ!ラフタークラブ」】 
ぜひご覧になってください。
チャンネルのURL:
https://www.youtube.com/channel/UCzmR2C0zqSW5dOhrpzTzDJg/videos
チャンネルに登録頂きますと新着動画のお知らせが届きます。是非ご登録ください!さらに「いいね」ボタンを押していただけると大変励みになります。

☆ラフターヨガ説明パンフレット(4種)

皆さんのクラブ、ボランティア活動、講演会などで、ご自由に配布できるパンフレットをご用意しております。これまでの3種に加えて、「体がよろこぶいい笑い」という新しいパンフレットもできました!ひご利用してみてください!

4種とも無料配布です。郵送の場合、送料はご負担ください。
ご希望の方は下記までご連絡ください。
・希望のパンフレットと希望部数
 (1)「NPOラフターヨガジャパン説明パンフレット」___部
 (2)「咽喉を鍛え、認知症を予防するラフターヨガ」___部
 (3)「鼻呼吸を身につけ 体幹を鍛えるラフターヨガ」___部
 (4)(新)「体がよろこぶいい笑い」        ___部
・送付先: 住所、氏名、電話番号
・かかった送料だけの請求書を同封します。
7日以内にご入金をよろしくお願いいたします。
連絡先 LYJ事務局 info@laughteryoga.jp

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【各申し込み・お問合せ先】
NPO法人ラフターヨガジャパン
メール:info@laughteryoga.jp
080-3341-9022(LYJ事務局)Fax 0422-47-9578
HP:https://laughteryoga.jp
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